相続税の税率と計算方法について詳しく解説

query_builder 2022/11/15
コラム
42

相続税は、財産を相続した人にかかる税金です。
亡くなった方が持っていた財産から、非課税のもの・債務・葬式費用を差し引いたものに相続税がかかります。
ところで、相続税は法定相続人の取得する遺産額が大きいほど、高い税率で計算されることをご存じでしょうか。
今回の記事では、相続税の税率と計算方法に関して解説します。

▼相続税の税率について
法定相続分に応ずる取得金額別税率
1,000万円以下:10%
3,000万円以下:15%(控除額50万円)
5,000万円以下:20%(控除額200万円)
1億円以下:30%(控除額700万円)
2億円以下:40%(控除額1,700万円)
3億円以下:45%(控除額2,700万円)
6億円以下:50%(控除額4,200万円)
6億円超:55%(控除額7,200万円)

▼計算の流れ
■正味の遺産額を計算する
遺産の総額を、金額に換算します。
預貯金はそのままの金額で問題ありませんが、不動産は相続税評価額にする必要があります。
マイナスの財産は差し引きます。

■合計金額から基礎控除額を引く
課税価格から基礎控除額を引きます(課税遺産総額)
基礎控除額=3,000万円+600万円×法定相続人の数

■法定相続分で分ける
課税遺産総額を一旦各相続人が法定相続分通りに取得したものとして、各相続人の取得金額を計算します。

■相続人ごとの相続税を計算する
既述した「相続税の税率」を参照し、それぞれの金額に適する税率を掛けます。

▼まとめ
相続税の税率は、ここまで見ていただいたように流れに沿って整理していただければ、それほど難しくはありません。
「課税金額を計算する」「基礎控除分を控除する」「法定相続分に応ずる取得金額を計算」というポイントを抑えましょう。
小林智之公認会計士・税理士事務所では相続手続きや、それにより発生する納税義務のための各種申告手続きなどを承っています。
是非、お問い合わせ下さい。

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