相続登記をしないことによるリスクについて

query_builder 2023/04/03
コラム
48

不動産を相続した場合、その不動産を取得した相続人が相続登記をする必要があります。
被相続人名義から相続人名義へ登記申請することで、所有者が変わるということです。
ところで、この相続登記をしないことで様々なリスクが生じることをご存じでしょうか。
今回の記事では、このリスクに関して解説します。

▼相続登記をしないことによるリスクとは
相続登記とは、不動産の名義を変更することです。
不動産の所有している方が亡くなった場合に、相続人への名義変更を行う手続きを指します。
この相続登記をしないまま放置しておくと、以下のリスクが発生する恐れがあります。

■遺産分割協議が難しくなる
遺産分割協議とは、遺産をどうやって分けるかについて相続人全員で話し合うことを指します。
相続が発生すると、相続人として亡くなった方の親や子供たちが対象になります。
そうすると相続人の人数が増えて、相続人同士の関係性も薄くなり、連絡先も分からず相続登記が難しくなります。

■相続人が認知症などになってしまうと遺産分割が難しくなる
時間が経過すると当然ですが、相続人も年を重ねています。
その相続人が認知症などになり判断能力が低下してしまうと、遺産分割協議をするのが難しくなってしまいます。

■不動産を売却できなくなる
不動産を売却するには、相続登記が完了していなければなりません。
また、相続登記の有無が障害となり、土地の資産評価額低下を招く恐れがあります。

▼まとめ
相続登記をしないと、「遺産分割協議が難航する」「遺産分割が難しくなる」などのリスクがあります。
また、不動産売却ができなくなるので注意が必要です。
このようなことを避けるためにも、預貯金解約などの手続きと同時に速やかに行いましょう。
当事務所では世田谷を拠点に、相続登記に関する相談を受け付けております。
ぜひご相談ください。

NEW

  • 創業4年目となりました

    query_builder 2022/07/02
  • 確定申告の準備

    query_builder 2022/01/29
  • 非課税財産について

    query_builder 2023/11/01
  • 贈与税の配偶者控除について

    query_builder 2023/10/03
  • 贈与税の時効について

    query_builder 2023/09/05

CATEGORY

ARCHIVE