相続放棄する際の注意点について

query_builder 2023/08/03
コラム
52

相続放棄を検討している方も多いのではないでしょうか?
相続放棄を行う際、いくつか注意したいことがあります。
今回は、相続放棄する際の注意点について解説させていただきます。

▼相続放棄する際の注意点
相続放棄する際、注意点を下記にてご紹介させていただきます。

■期間内に相続放棄を行わないといけない
被相続人が亡くなったことを知った日から3ヵ月以内に、相続放棄の手続きを行う必要があります。
相続放棄するかどうかを選択する期間は、熟慮期間と呼ばれています。
遺産を相続した際、借金の総額をチェックして放棄するかどうか判断しましょう。

■相続開始前に相続放棄できない
家庭裁判所は、相続開始前の相続放棄を受け付けていないので注意が必要です。
遺産を相続してから、相続放棄の手続きを進めてください。

■遺産を処分すると相続放棄できなくなる
相続放棄を行う前に遺産を使ったり不動産の名義変更を行った場合、相続放棄ができなくなってしまいます。
そのため、相続してからすぐに遺産を使うのは避けましょう。

■相続放棄が認められると撤回できなくなる
家庭裁判所が相続放棄を認めた場合、基本的には撤回できません。
借金よりもプラス財産の方が多いケースも十分考えられます。
相続放棄が認められる前に取り下げることが可能なので、遺産を相続したいと感じた際は早めに申し出る必要がありますね。

■代襲相続ができなくなる
相続放棄が認められると代襲相続ができなくなるので、注意しましょう。
代襲相続は被相続人の死亡時に相続人となる人がすでに死亡していた場合、代わりに子供が相続することです。
子供のことを考えたうえで、相続放棄するかどうか判断してください。

▼まとめ
相続放棄は熟慮期間内に相続放棄の手続きを行わないといけないなど、注意しないといけないことが数多く存在します。
相続放棄が認められると撤回できなくなるだけでなく、代襲相続もできません。
借金の総額やプラス財産がどのくらいあるかのか、入念にチェックしましょう。
「小林智之公認会計士・税理士事務所」は、世田谷で相続放棄に関する相談を受け付けております。
遺産相続について悩みのある方は、一度お問い合わせください。

NEW

  • 創業4年目となりました

    query_builder 2022/07/02
  • 確定申告の準備

    query_builder 2022/01/29
  • 非課税財産について

    query_builder 2023/11/01
  • 贈与税の配偶者控除について

    query_builder 2023/10/03
  • 贈与税の時効について

    query_builder 2023/09/05

CATEGORY

ARCHIVE