遺産整理の手順
遺産整理は、どのような手順で進めるのでしょうか。
遺産整理にはさまざまな手続きが必要ですので、きちんと確認しながら適切に行いましょう。
この記事では、遺産整理の手順についてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください
▼遺産整理の手順
①遺言書を確認
基本的には、遺言書に沿った内容で財産分割します。
遺言書には、以下の3つがあります。
・自筆証書遺言書
・公正証書遺言書
・秘密証書遺言書
特に、「自筆証書遺言書」と「秘密証書遺言書」の開封は家庭裁判所での手続きが必要です。
②相続人の調査
相続の対象者が1人でも欠けると、遺産分割協議をしても無効になります。
なので、役所にて被相続人の「戸籍謄本」の取得手続きをして、相続人をすべて確認することが必要です。
③財産を調査
被相続人の固有財産に関わる各種書類を取り寄せる必要があります。
貯金や不動産だけでなく、借金や税金も相続対象なりますので、きちんと確認しましょう。
④遺産分割協議書の作成
相続人同士で、相続財産の分配について話し合います。
遺産分割協議では、相続人が1人でも反対していると成立できませんし、相続人が全員そろっていない状態での協議は無効です。
⑤不動産などの名義の手続き
財産を相続するには、不動産や預貯金、株式などの名義変更手続きが必要です。
例えば、不動産の相続にあたり相続登記が必要となります。
相続登記の手続きや費用に関しては、事前に調べてから手続きを行いましょう。
⑥相続税の申告
相続手続きにおいて、適切な相続税の申告を行う必要があります。
場合によっては、加算税や延滞税などが発生する恐れがあるので申告ミスがないように注意しましょう。
▼まとめ
遺産整理は、「相続人の調査」「遺産の調査」「遺産分割協議」「相続遺産の各種手続き」など多くの手続きが必要です。
遺産相続の手続きは、最低限の相続知識が必要ですので、あらかじめ調べておくことをおすすめします。
「小林智之公認会計士・税理士事務所」では、財産の相続手続き業務を承っております。
相続手続きに関してご相談があれば、ぜひお問い合わせください。
NEW
-
query_builder 2022/07/02
-
確定申告の準備
query_builder 2022/01/29 -
非課税財産について
query_builder 2023/11/01 -
贈与税の配偶者控除について
query_builder 2023/10/03 -
贈与税の時効について
query_builder 2023/09/05